2014年7月25日金曜日

【お知らせ】松栄舞子さんの作品展が開催されています。





地湧社の「じねん36.」で素敵な表紙を描いていただいている松栄舞子さんのミニ作品展が、今日から京都府長岡京市の駅前施設「バンビオ」の恵文社さんで開催されています。(7/25(金)-8/6(水)まで)

眺めているだけでどこかに行きたくなるような、どこかで昔出会ったような、不思議な感覚を覚えるはず!
お近くの方は松栄ワールドへどうぞおでかけください。

30日には松栄さんがショップカードを手がけた、知る人ぞ知る! 沖縄は「八重岳ベーカリー」のおいしいクッキーも登場しますよ!
こちらもお楽しみに。

そしてそして、「じねん36」も、創刊号「地」号と「水」号がお待ちしています。

まだの方は会場でお手にとってくださいねー!


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◯松栄舞子フェア「旅する絵」7/25(金)-8/6(水)
 OPEN9:30-22:00 恵文社バンビオ店(入り口テーブルにて)

 遠い国を旅するように、気がつけば、夜空、海、船、街のモチーフを繰り返し描いていました。
 見て下さる方が、それぞれの旅を思い出し、そしてまだ見ぬ土地へ思いを馳せながら、楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。
 今回のフェアでは原画の展示・販売と、ポストカード、一筆箋などのグッズをご用意します。

 イラストレーター 松栄舞子 http://maiko-m.petit.cc/

 恵文社バンビオ店
  617-0833  京都府長岡京市神足2丁目2番1号 バンビオ2番館 2F
  tel:075-952-3421  fax:075-955-0770
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(編集部)





2014年7月23日水曜日

【お知らせ】「じねん36.5°」をお取り扱いいただいているお店

こんにちは。
蒸し暑い日が続きますが、お元気でお過ごしでしょうか?

4月29日に「じねん36.5°」創刊号を発売して以来、徐々に徐々に、じねんを取り扱っていただけるお店が増えてきました。

下記にお店の情報を掲載いたしますので、お近くにお店があり、足を運ばれる際には、ぜひお手にとってくだされば嬉しいです。

また、引き続き、お取り扱いいただけるお店も募集しております。こんなお店にじねんが置いてあったらいいな、というご意見もお待ちしておりますので、どうぞお気軽にご連絡ください。


●「じねん36.5°」をお取り扱いいただいているお店一覧(7/25現在※7/23に公開した一覧に、やさい村さん、おへそカフェさんの2店を追加いたしました。

HPやブログなどあるお店はURLを、ないお店は住所とお電話番号を掲載させていただきます。
※在庫状況については各店舗でご確認ください。

【北海道】
・くすみ書房 大谷地店(札幌)
http://www.kusumishobou.jp/report/oyachi.html

【岩手】
・ViewGarden ビューガーデン(紫波町)
http://www.viewgarden.com/

・佐惣珈琲豆(一関)
021-0891
岩手県一関市桜木町8−7
0191-26-0004

おいものせなか(花巻)
http://oimonosenaka.com/

【東京】
・オリオン書房パピルス(立川)
http://www.orionshobo.com/shop/20.html

・焼き菓子 ひとひとて(国立)
http://hitohitote.exblog.jp/


・やさい村(三鷹)
http://www.yasaimura.jp/old/

・百年(吉祥寺)
http://www.100hyakunen.com/

・荻窪velvetsun(荻窪) 創刊号のみ
http://www.velvetsun.jp/

・ナワプラサード(西荻窪)
http://www.nabra.co.jp/hobbit/nawaprasad/

・TIMELESS(西荻窪)
https://ja-jp.facebook.com/pages/TIMELESS-BOOKS/147095468729118

・BB(下北沢)
http://bookandbeer.com/

・気流舎(下北沢)
http://www.kiryuusha.com/

・mona records(下北沢)
http://www.mona-records.com/

・UPLINK(渋谷)
http://www.uplink.co.jp/

・クレヨンハウス(青山)
http://www.crayonhouse.co.jp/shop/c/c

・ナチュラルハウス青山店(青山)
http://www.naturalhouse.co.jp/shops/aoyama.html

・ブッククラブ回(青山)
http://www.bookclubkai.jp/

・PAPERWALL品川店(品川)
http://www.orionshobo.com/shop/19.html

・ヴィレッジヴァンガード町田ルミネ店(町田)
http://www.village-v.co.jp/shop/list/detail/?code=230

・自然食品店 あしたば(町田)
http://www.ashitaba.ne.jp/shop.cgi?iframe=./shop/index.htm&height=1670

・書泉グランデ(神保町)
http://www.shosen.co.jp/grande/

・自然の食卓 なーりっしゅ(駒込)
http://www.nourish.co.jp/

【神奈川】
・くまざわ書店 相模大野店(相模大野)
http://www.kumabook.net/

・ブックファースト・ボーノ相模大野店(相模大野)
http://www.book1st.net/shops/tok_b24.html

【大阪】
・雑貨屋おおきな木(中央区)
http://ameblo.jp/nausika-0930/


・クレヨンハウス(吹田)
http://www.crayonhouse.co.jp/shop/c/c

【京都】
・ジュンク堂 京都店
http://www.junkudo.co.jp/mj/store/store_detail.php?store_id=29

・恵文社 バンビオ店
http://www.keibunsha-bambio.com/html/page13.html
※7/25〜8/6 「じねん36.5°」表紙を描いてくださっている、松栄舞子さんの作品展示があります。じねんも、その期間、取り扱っていただけます。

【兵庫】
・楽学書館 Begin(姫路)
http://www.3649.jp/html/begin.html

・Gallery Vie(神戸・元町)
http://www.galleryvie.jp/

・みみみ堂(神戸・元町)
http://mimimi-dou.petit.cc/


【広島】
・おへそカフェ(世羅町
http://www.ohesocafe.com/

【鳥取】
・下山書店(智頭町)
689-1402
鳥取県八頭郡智頭町智頭1707
0858-75-0117

沖縄
エコショップ がじゅまるガーデン(沖縄)
http://ggarden.ti-da.net/


お取り扱い店の情報は随時更新していきます!
(編集部)






2014年7月17日木曜日

【新刊のご案内】『メクルメク いのちの秘密』(岡野眞規代著)

 すべては赤ちゃんが教えてくれた―。


 助産婦としてお産の現場に関わってきた著者だからこそ知っている、「自然に生きる」ことの大切さを、あなたにも知って欲しい。お産は自分をリセットし生き直しさせてくれる最大のチャンスであり、無償の愛を手渡していく最高に素敵な体験です。本能を発揮してお産に臨む妊婦さんと赤ちゃん。自然体で生きることが、どれほどその人の可能性を引き出し、魂を成長させてくれるか、気づかされる本です。





四六判160ページ、本体1500円+税
ISBN 978-4885032325









<著者プロフィール>
岡野眞規代(おかの まきよ)
「吉村医院・お産の家」元婦長。1975年大阪の市民病院で助産婦としてのスタートをきるが、「お産は文化であり哲学でもある」」とする吉村正院長の講演に衝撃を受け、お産の真実を追究。病院出産、自然出産合わせて3000以上のお産に立ち会うなかで、「いのちの秘密」に目覚める。現在は「天使大学大学院助産研究科で実習指導に携わるかたわら、「いのちの可能性」「愛の連鎖」をテーマに、全国各地でお話会を開催。「生まれる・生きる・死ぬ」ことが自然に循環できるような場づくりを北海道で構想中。



 


 著者の岡野眞規代さんと小社の出会いは、2010年6月に吉村正先生の『いのために、いのちをかけよ』を出版したことがきっかけでした。東京江戸博物館で開かれた出版記念会のために、吉村先生はお体の不調を押して上京してくださり渾身のスピーチをしてくださいました。そのあとの打ち上げで、岡野さんとお話ししました。当時、やはり同時に出版準備を進めていた『あいをよる おもいをつむぐ』の著者、さとううさぶろうさんがデザインした、“うさとの服”を素敵に着こなしていたことが、とても印象に残っています。そのとき、すでに吉村医院の婦長を“卒業”し、自然出産の伝道師として全国を講演して歩かれていました。
 岡野さんは、はじめ公立病院の助産婦として就職し、病院出産に携わってきました。しかし、マニュアルどおりにすべてが動くシステムのなかで母子に充分、寄り添えないジレンマを感じていきます。そんな時期に、愛知県岡崎市で自然なお産に取り組んでいる吉村正先生の講演を聞きました。現代社会や近代文明のいきすぎを、徹底的に批判し、自然に産み、自然に生きることを説く先生の話に大きな衝撃を受けます。病院勤めのかたわら、大阪から岡崎の吉村医院に通い、ついにはここのおしかけ婦長になってしまいます。
 近代医学の出産の表と裏をつぶさに見てきたからこそ自然出産の素晴らしさがより確信的につかめたのではないかと思います。
 本書のなかで、岡野さんが初めて吉村先生の講演会を聞いたとき、ひとつだけどうしても引っかかった言葉があったそうです。それは、「死ぬべきものは死ぬ」。病院でいのちと向きあってきて、死ぬものを助けるのが医療だと思ってきた岡野さんには、真意を理解しかねました。しかし、反発もありましたが、好奇心がずっと勝って、医院に行くことになったそうです。
 出産は、生と死を含んだ“いのち”にじかに触れるチャンス。岡野さんは、ここに「いのちの秘密」があるといいます。
本書は岡野さんが助産婦としてたくさんの出産を見て、感じてきた体験書であるのと同時に、幸せな人生の手引書でもあります。


(編集部)













【新刊のご案内】『ようこそ、ほのぼの自然農園へ』(松尾靖子著)

営農がとてもむずかしいとされる自然農を、持ち前の明るさでたくさんの人とつながりながら成功させていった松尾靖子さん。
その温かい人柄と自然を愛する気持ちがたっぷり詰まった本が出来上がりました。

四六判、220頁、【本体1300 円+税】

ISBN 978-4885032318



















<著者プロフィール>
松尾靖子(まつおやすこ)
1954年、福岡県生まれ。有機農業を経て、川口由一氏の提唱する自然農に出会う。「松尾ほのぼの農園」で自然農の野菜を個人宅配、福岡市内のレストランに卸す。また、「福岡自然農見学学習会」を主宰し、全国から有志が集まる。多くの研修生を育て、2012年逝去。







本書の取材、構成を担当してくださった片岡義博さんから、紹介文をいただきましたので、掲載いたします。

 松尾さんのことは以前から知っていたが、近く接したのは赴任先の福岡で、米作りのため糸島市の「松尾ほのぼの農園」に通った2年間だった。その純粋で誠実な人柄に触れるたび、大したもんだなぁと感じ入っていたが、人格者とか有徳とかいった硬い言葉がまるで似合わない、ダジャレ好きの陽気な女性でもあった。そんな深みと軽み、素朴さと繊細さ、強さと柔らかさを併せ持ったところが、誰からも愛された松尾さんの持ち味だったように思う。
 本書は、そんな松尾さんの初の単著である。
 近年、自然農への関心は急速に高まっている。耕さない、必要以上に草を取らない、農薬や化学肥料を使わない。今ある農業の真反対を行く農のあり方が人々の心を捉えているのは、安全な食への希求や、便利さだけを追求してきた生活の問い直し、あるいは自然とじかに触れ合うことへの渇望があるのだろう。関連書の出版も相次ぎ、それぞれ版を重ねている。
 しかし本書は自然農を扱ったこれまでのどの本とも違う。
まず、松尾さんは日本で自然農による営農の道を開拓し、20年以上続けてきた先駆者だった。自然農で食べていくため、松尾さんはお客さんとのつながりや地域のつきあいに独自の作法を編んだ。営農で自立した実践例は、自然農の可能性を大きく広げたと思う。
 周りはほとんど意識していなかったと思うが、松尾さんは聴覚障害者だった。農家に生まれ、農業が大嫌いだった彼女は、やがて自然農と出会って確かな生き方をつかむ。本書は一人の耳の不自由な女性が、悩み惑いながら自分の人生を切り拓いていく物語でもある。
 そして本書最大の特徴は、松尾さんの歩みをつづった各章の間に、農業一筋に生きてきた父親の語りを差し挟んだ点にある。牛馬で耕す有畜農業から機械を使った化学肥料農業、有機農業を経て、やがて娘が始めた自然農へ。既成の農業に携わってきたお百姓さんが自然農に転じた例は珍しい。それだけに博多弁で繰り出される言葉には重みと説得力があり、そこには戦前から現在に至る地域の農業史が映し出されてもいる。
 後半、農園に通って自然農を学ぶ研修生と松尾さんとの座談の様子を盛り込んでいる。父から受け継ぎ、自らも蓄えてきた知恵と経験を次の世代に伝えようとする松尾さんの真摯な姿がそこにある。
 著者のことを過去形で書いてきた。本書の出版を控えた2012年5月28日、松尾さんは乳がんのため急死したからである。57歳だった。最も亡くなってはいけない人が亡くなった。松尾さんを知る人はみんなそんなふうに感じたはずだ。
 しかし人の命は「こうしたからこうなる」という因果を超えたところにあると思う。かといって、健康への配慮や養生が無意味だとは思わない。矛盾しているようだが、その矛盾が両立するところに、いのちの世界の不思議があるのだろう。
 松尾さんがいつくしみ育てた自然農園は、かつてそこで研修生として学び、地元で自然農を営む3軒が引き継いだ。松尾さんの志はその農園で生きている。この本の中でも松尾さんはひたむきに生きている。
 (片岡義博=取材・構成)


ぜひお近くの書店でお手にとってくださいますよう、よろしくお願いいたします。

(編集部)