2015年11月26日木曜日

覚和歌子さんのオラクルセラピーカード『ポエタロ』を出版します


『千と千尋の神隠し』のテーマ曲『いつも何度でも』は映画とともに大ヒットしました。
あの世界的にヒットした歌の詩を作ったのが覚和歌子さんです。


覚さんにとって詩は、言葉を「いただいてくる」作業なのだそうです。
そのとき覚さんは、「自分=エゴ」が消えてただのチューブのような道具になる。
それが理想だそうです。
あるとき心身が不調になり、理由がわからず困っていたとき、友達からオラクルカードをもらいました。
静かな場所で、そのカードを使って自分の心を見つめるうちに、だんだん元気になっていったとか。
そして、カードは「いったい自分とは誰なのか」という問いに真摯に答えてくれるものだと気づきました。
そこで、詩というものの祝詞性を生かして、自分でオラクルカードを作ることにしました。
五年ほど前のことだそうです。
以来、その温めてきた企画を実現する場を探してきました。
その場として、今回地湧社を選んでいただきました。
もちろん地湧社としては、十分なサポートをしていきたいと考えています。
しかし、昨今の出版不況もあり、資金が十分にある訳ではありません。
いろんな人に相談し、いろんな人の協力を仰ぎ、クラウドファウンディングを利用して
刊行資金を集めることにしました。
もちろん、こんなことをしなくても、出版してくれる出版社はあるでしょう。
だけどこの仕事は、このようにする必要があるようです。

どんな本も企画も、多少の困難があったにせよ、すいすいと進むことがあります。
今回がまさにそれです。
いろんなことがすいすいと進みました。
その理由はわかりません。
わかる必要もないのでしょう。

いま世界は大きく何かを変えようとしているように感じます。
そのきっかけのひとつにこのオラクルカードがなるのかもしれません。
このオラクルカード、名前を『ポエタロ』といいます。
ポエム + タロット = ポエタロ
ということです。
ただし、中身はタロットとは異なります。
タロットは西洋的価値観でできていますけど、『ポエタロ』は日本のアニミズム的価値観に近いように思えます。
『千と千尋の神隠し』や『いつも何度でも』も八百万の神という価値観の現代的な解釈でできていたと思います。
そのように、宗派宗教や表層的な心理分析を超えた世界観で作られるのが『ポエタロ』です。
「悲しみの数を言い尽くすより 同じくちびるでそっと歌う」のです。
「輝くものは いつもここに わたしのなかに 見つけられる」のです。
奪う奪われるの世界から脱し、私たちはすでに豊穣にある素晴らしきものたちと一緒にこの世界を味わうのです。
そのきっかけとなるカードが『ポエタロ』です。

『ポエタロ』をこの世界に生み出すためのお手伝いをしていただけませんか?
『ポエタロ』が刊行されることを噂することでも結構です。
『ポエタロ』がどのようなものか理解するだけでも結構です。
そして、もし興味があり、一緒にこのカードを作ろうという方は、ぜひ以下のクラウドファウンディングサイトから支援をして下さい。
一緒にこの豊穣なる世界を楽しみましょう。
https://greenfunding.jp/miraimakers/projects/1337