2014年3月11日火曜日

【お知らせ】西荻窪「TIMELESS」さんで地湧社フェアが開催されています。



西荻窪の本のセレクトショップ「TIMELESS」さんで、3月いっぱい地湧社フェアを開催していただいています。
地湧社の定番ベストセラー本や春のこの時期に合わせて“土”をテーマにした本を多数取りそろえていただきました。

どうして、こちらのお店で地湧社フェアをやらせていただけることになったか。
ことの発端は、ふらりとお店に立ち寄ったときに『ピエドラ川のほとりで私は泣いた』(パウロ・コエーリョ著)を見つけたことにはじまります。
地湧社では、パウロ・コエーリョの著作を3点出しています。


『星の巡礼』
(パウロ・コエーリョ著)
『ピエドラ川のほとりで私は泣いた』
(パウロ・コエーリョ著)
『夢を旅した少年 アルケミスト』
(パウロ・コエーリョ著)


装画は3点すべて齋藤美樹さん。この絵が、木目調の素敵なお店の雰囲気にピッタリ溶け込んでいたのです。ぜひ、他の2点も置いて欲しいと思い、お声をかけてみたのでした。

TIMELESSさんは、ふだんセンスのよい絵本やアート系の本を取り扱っている古書店です。
そのため、少数の新刊を扱うのは難しいけれど、今回のこうしたイベントというかたちなら置いてもいいですよ、と嬉しいご提案をいただきました。

TIMELESSとは「時代を超越した」という意味があります。そのお店の名の通り、いつまでも価値の変わらないものを扱うことを大事にされているそうです。
この思いは、地湧社の活動にも共通し、深く共感いたしました。
個性を全面に出したお店づくりや、昔と今が混ざり合ってときの流れが止まったような空間も、古書店ならでは魅力だなと思いました。

せっかくの新刊フェアということで、少し楽しさが出るよう、地湧社でもグッズを用意し、置かせていただきました。
単行本がピッタリ入るサイズの地湧社布バッグです。
点数は少ないですが、200円で置かせていただいています。


お店の情報
USED BOOK STORE
 TIMELESS

東京都杉並区西荻北3-21-5

電話:03-3395-8687
OPEN 13:00〜19:00(金・土・日)




お近くの方はぜひ、お店に立ち寄ってみてください。



!地湧社フェアをやってみたいとお考えの方がいらしたら、ぜひ、お気軽にご連絡ください。
あなたのお店の小さなスペースでも、企画されているイベントの一角でも、すてきなフェアになるように、いろいろなかたちをご提案いたします。
一緒に考え、開催できれば嬉しいです。

(編集部)



2014年3月6日木曜日

【ご報告】満員御礼!①『なまけ者のさとり方』増補改訂新版出版記念、トークイベントが終了しました。




222日に代官山蔦屋書店で開催された『なまけ者のさとり方』増補改訂新版出版記念、トークイベントが終了しました。
ご講演いただいた翻訳家の山川紘矢・亜希子ご夫妻に、感謝いたします。

素敵な会場を提供してくださった代官山蔦屋書店さん、担当のH谷さん、ありがとうございました。

そして、何よりお集まりいただいた皆さまに心からの感謝を申し上げます。


週末ごとだった大雪もなく、定員70のところ、キャンセル待ちの方や、当日立ち寄ったお客様などいらして80以人上の参加がありました。関西から参加の方もいて、嬉しかったです。






参加してくださった方からの
たくさんの質問にも、ひとつひとつ
丁寧に答えてくださいました。

サイン会も大盛況でした!

「自分のことが好きですか?」という紘矢さんからの問いかけから始まったお話しに、「自分のことが大嫌いだった!私」という亜希子さんの体験談もありました。では、自分を大切にして、幸せになるにはどうしたらいいのだろう?参加された皆さんのまなざしと山川ご夫妻の笑顔から出てくる言葉の数々で、
会場は熱い雰囲気のまま、質問コーナーへ。
「大丈夫、あなたにも時期がくれば、なんだ、そうだったのかとわかるから…」と言われてホッとしました。出来たての本からのメッセージを翻訳者から直接に聴くという、ある意味旬の時間を共有した時間となりました。



思えば、今回のイベントは、昨年の11月に代官山蔦屋書店さんから、『アルケミスト』(パウロ・コエーリョ著)の注文をいただいたことに始まります。
文庫版に押され気味の地湧社のアルケミスト単行本をあえてご注文いただいた担当さんに直接会いに伺いました。その際、製作中の『なまけ者のさとり方 増補改訂新版』の話をして、出版記念のトークイベントを開催する場所を探していることも話したのでした。その時に、「うちの2階のスペースは、いかがですか?」と言っていただきました!ゴラスさんが生涯1冊だけ遺した、この本の新たな誕生を祝うイベントがこの素敵な本屋さんで出来るなんて嬉しい♪と、早速会場が見つかった報告を社内でしました。『アルケミスト』がつないでくれた、ご縁です。

横道にそれますが、実はこの『アルケミスト』も、『アウト・オン・ア・リム』(シャーリー・マクレーン著)がご縁で地湧社にやってきたのです。

『アウト・オン・ア・リム』についても、
少しお話しくださいました。
ある日、一人のブラジル人の女性が『アルケミスト』の日本語版を出してくれる出版社を探しに、日本に降り立ちました。書店に行ってシャーリー・マクレーンの写真が表紙に載っている『アウト・オン・ア・リム』を見て、地湧社に電話をかけてきたのです。ご存知の通り、その後すぐにこの本は、ヨーロッパで人気となり、日本でも作者のバウロ・コエーリョさんをお呼びして2000人規模のイベントを主催することが出来たのでした。

こうやってお話していくと3冊の本は、いずれも山川ご夫妻の翻訳であり、『アウト・オン・ア・リム』から、つながっているご縁なのだと気づきます。

今、ますます社会は揺れていて、私たちひとりひとりの生き方が世の中に影響を与えていけるとわかってきています。その、私たちの側にいる友人として、この『なまけ者のさとり方』が新たに誕生したのは、決して偶然ではないと地湧社では、確信しています。
皆さんに、この本の素敵なバイブレーションが届きますように…。ありがとうタッド!

ゴラスさんの写真を見ながら、
ゴラスさんとの思い出を
語ってくださいました。


*おまけに…
本文に掲載する写真は、本棚の前にゴラスさんがいる写真を1枚、と決めていたのですが、打ち合わせをしているときに何故かゴラスさんの11歳の時の写真が出てきたのです!その、まっすぐな瞳の写真と自筆のサインを載せて完成したリニューアル版は、今まで以上にゴラスさんの熱い想いが込められているように感じます!




さて、まだまだ書き足らないことがたくさんあるので、
後日、「【ご報告】満員御礼!②」と題して、このイベント報告の第二弾をしたいと思います。
ご参加くださった皆さんの感想や、代官山蔦屋さんと出会うきっかけとなった『アルケミスト』の“立体ポップ”のお話をしたいと思います。

それでは、次回もお楽しみに。
(編集部)